地盤や躯体への負荷軽減を実現
EPS工法は、発泡スチロールを軟弱地盤上の盛土や擁壁裏込めに用いることで、構造物の超軽量化や土圧軽減を可能にした画期的な土木工法です。発泡スチロールの重量は土砂の約1/100で、耐圧、耐水性に優れた材料です。
この優れた材料特性に着目して、1985年に日本で最初に橋梁取付道路盛土にライトフィルブロックを施工し、従来工法と比較して工期短縮や経済的構造設計など、トータルコスト節減に大きな成果をあげました。
ライトフィルブロック
発泡ポリスチレンを盛土材料として使用した画期的工法。地耐力のない地盤に有効で、圧縮強度、耐水性、耐燃焼性、耐久性などに優れます。また大型重機を必要とせず人力で迅速に敷設が可能です。
ライトフィルブロックの特長
-
経済性
工期短縮、用地節約、土止め工事や仮設工事の節減など、トータル工事費削減に大きな効果があります。(伝導、放射、対流)を全て小さく抑えることができ、優れた断熱性を発揮します。
-
施工性
施工に重機は不要です。軟弱地盤上や急斜面地、隘路でも人力による急速施工が可能、現場加工も簡単です。
-
軽量化
スタイロフォームは水の約1/重量は土砂やコンクリートの1/100で人力による運搬が容易です。
-
自立性
積み上げるとコンクリートのように自立しますので、直立壁として設計可能です。
-
耐久性
素材がポリスチレンで、独立気泡構造ですから吸水しにくく、耐久性に優れています。